「将来の夢は?」という質問

将来の夢。


小さい頃から何度も聞かれ何度も何になるのだろう。何になりたいんだろうと悩まされてきたこの質問。


実際高校生になっても何をしたいのかなんて分からず大学をただ受験し合格しバイトをしという人生を歩んできた。


結論から言おう。私はこの「将来の夢は?」という質問が大嫌いだ。


社会の厳しさなど知らない世の中の仕組みなど知らないプレ青年期に将来の夢など語らせて一体何になるのだと私は考える。実際スポーツ選手になるだの専門的な職につくだの挙げているがプロになれるのはほんの一握りであることの事実に気づいているのかと疑問になる。専門的な職に関しても実情を知らないからこそ「夢」として挙げているが、実際大人になって給料や実務のことを踏まえた上でもう一度説いた場合別の回答が挙がるであろう。


昔から私は捻くれていたのだろう。

「将来の夢は?」と聞かれても

「サラリーマン」と答えていた。

しかし教師陣はそれで納得をしない。

何故?サラリーマンになる人が大半のこの世の中で夢がサラリーマンで何が悪いのだ。

夢なんて夢物語であって現実を見ることの方がよほど大事なのではないかと私は思う。


夢なんていくらでも語れる。だって夢だから。

だったら現実をきちんと受け止めた上での指導が一番日本の未来を明るくするのでは?


さほど知識もない状態で夢を抱かされその夢に向かって知識をつけ高校、大学と進み、就職したらそこまで自分に合ってなかったなどというオチになってしまった場合どう責任を取るのか。


小学校、中学校に通っている最中は夢など別に持たなくていい。持たずとも高校や大学に入ってからやりたいことや新しい価値観との出会いが待ってる。早い段階からの「夢」はただ視野を狭めるだけのものでしかないと私は思う。


つまらない大人が増えているのは「夢」を語らす教育にあるのではないかと私は考える。